調査方法:インターネット調査
調査概要:2024年1月/ブランドのイメージ調査
調査期間:日本ナンバーワン調査総研合同会社
有効回答数:250名

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耐震と免震と制震の違いとは

耐震と免震と制震の違いとは

投稿日:2015年1月5日 | 最終更新日:2025年6月16日

 

「地震に強い家って、本当に安心できるの?」

そんな不安を持つ方も多いはずです。家は一生ものだから、安全性は絶対に妥協したくないですよね。でも、耐震・制震・免震って言葉、聞いたことはあっても違いがわかりにくいのも事実。実はそれぞれ役割が違い、地震に対して備える方法も変わってきます。今回は熊本地震の教訓も交えながら、地震に強い家づくりのポイントをわかりやすくお伝えします。

耐震・制震・免震とは?
それぞれの特徴と役割をわかりやすく解説

日本で家を建てる以上、多くの人が「地震に強い家」にしたいと考えています。その中で、「耐震」と「制震」という2つの言葉がありますが、それぞれ意味が異なります。耐震とは、大きな揺れに「耐える」構造のことで、柱や壁など建物自体を強くすることで地震に対処します。

耐震性能の目安

・耐震性能は「耐震等級」という指標で表され、耐震等級1は建築基準法で定められた最低基準になります。
・等級2はその1.25倍の強度で、災害時の避難所や公民館などに求められる基準。
・等級3は耐震等級1の1.5倍の強度で、警察署や消防署などはこの基準に当てはまるような耐震性能となります。

 

  • 一方、制震は揺れを「制御」する技術で、建物にかかる地震の揺れ幅を抑えることを目的としています。建物そのものの強度だけでなく、制震装置などを使って揺れのエネルギーを吸収することで、繰り返す地震にも効果的です。
  • 免震は、地盤と建物の間に特殊な装置(免震装置)を設置して、地震の揺れを建物に直接伝わりにくくする技術です。例えばマンションや高層ビルなどの大きな建物でよく使われています。地面が大きく揺れても、建物は「ふわふわ浮いている」かのように揺れが軽減されるため、建物や中の家具へのダメージを大幅に抑えられますが、デメリットとして費用が高くなります。

まとめると

  • 耐震:建物自体の強度を上げる
  • 制震:地震の揺れを受け流す
  • 免震:地震の揺れを逃す
  • イメージ図
    ※装置は、建物の構造内部に組み込まれています。

耐震等級だけでは安心できない理由:熊本地震の教訓

耐震等級2以上の基準で建てられた家であっても、熊本地震では倒壊した事例がありました。
特に熊本地震では震度7の揺れが2回発生したことで、1回目の揺れでダメージを受けた家が、2回目で倒壊してしまったケースが報告されています。

これは、想定外の連続地震だったためで、日本でこのようなケースが起きたのは初めてでした。そのため、耐震等級の数字が高ければ高いほど、構造的にはより安全性が高いとされていますが、地震の回数や規模によっては、それだけでは完全に安心とは言い切れない面もあるということが分かります。

壁の数や配置で決まる!地震に強い家のポイント

縦と横、それぞれの方向にバランスよく壁が配置されているか、必要な壁の枚数が確保されているかが重要です。

また、窓が多くなると壁の量が減るため、耐震性に影響します。この壁の強さや配置の基準は「壁倍率(へきばいりつ)」と呼ばれ、建物の床面積に対して、壁倍率が一定以上あれば耐震等級123を満たせるという形で評価されます。

つまり、耐震等級はあくまで設計上の基準のひとつであり、壁の配置や量、窓の大きさなども含めたバランスが重要になります。

エナ・ホームは、南大阪(羽曳野市・堺市・八尾市・南河内郡)を中心に、大阪府全域・奈良県・京都府の一部エリアで注文住宅を手がけています。
自由設計で理想の注文住宅・新築一戸建てを叶えたい方は、土地探しから設計・施工までトータルサポートできる エナホームにお任せください。

 

耐震×制震対策の重要性とは?

近年の地震は、熊本地震のように震度7クラスの揺れが複数回発生するケースもあり、耐震だけでは守りきれないリスクも指摘されています。一回の揺れに「耐える」だけでなく、繰り返す地震に備えて「揺れを抑える」ことが求められる時代です。そこで注目されているのが「制震」という考え方です。

エナホームでは、耐震・制震装置「Kフレーム」を標準仕様として採用し、繰り返しの地震による建物へのダメージを軽減。

さらに、2階に置いてある家具とかが倒れるリスクも下がるというメリットもあり、暮らしの安全性を高めます。このような構造面の工夫に加え、エナホームでは「長期優良住宅」の基準も標準でクリア。耐震性・耐久性・省エネ性・メンテナンス性など、将来を見据えた安心の住まいづくりを大切にしています。

 

制震ダンパーはどこに入っているの?

耐震×制震のKダンパーは、壁の柱と柱の間=壁の中に組み込まれており、エナ・ホームでは、標準で約4カ所程度にKダンパーを配置しています(建物の大きさや形状により異なります)

設置場所は窓の位置や壁のバランスを見ながら平面図をもとに検討し、建築メーカーと相談して決定します。バランスよく配置することで、制震性能を最大限に発揮できるよう設計しています。

 

リンク:Kダンパー商品紹介 株式会社アイ・エム・エー

 

エナ・ホームのKダンパー実際の施工事例

地震はいつ起こるかわからないからこそ備えが大切

  • まとめ

地震はいつ起こるかわからないからこそ、日頃からの備えがとても大切です。

近年では、「何十年に一度」と言われるような大地震が相次いで発生しており、これからの住まいには、これまでに経験したことのない規模の揺れに耐える力が求められています。どんなにしっかりとした構造でも、「絶対に安心」と言い切ることはできないからこそ、私たちは“想定外を想定する”という意識をもった家づくりが必要だと考えています。ご家族を守るための地震対策について、もっと詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。


こちらについての解説は、エナ・ホーム公式YouTube 【エナの家チャンネル】の中でも解説していますので、よかったらチェックしてみてください。

 

 

エナ・ホームは、南大阪(羽曳野市・堺市・八尾市・南河内郡)を中心に、大阪府全域・奈良県・京都府の一部エリアで注文住宅を手がけています。
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