ベランダ、いる?いらない? 住まい選びのポイント
皆さんこんにちは!
エナ・ホームのエナちゃんです。
「ベランダってやっぱり必要?」
家づくりを行う方の中では、そう悩まれる方も多いのではないでしょうか。お天気の日には布団を外で干したい、ちょっとしたガーデニングを楽しみたい、そんな理由で「欲しい!」という声もあります。
一方で、「掃除が大変」「洗濯物は部屋干しが主流だから使わない」という理由で、最近ではベランダのないお家も増えています。
実際にエナの家で建てるお家のうち約7割はベランダなし。これには、メリットもデメリットもあるんです。
では、ベランダのある暮らしとない暮らし、それぞれの良いところ・気になるところを詳しく見ていきましょう!
もくじ
- ベランダがあると掃除が大変
- メンテナンスが必要
- ベランダの劣化を防ぐには
- 「バーベキューがしたい!」でも本当に使う?
ーベランダが20帖あるモデルハウスの紹介 - 建築基準法ではOKでも、暮らしやすさは別問題?
- まとめ
①ベランダがあると掃除が大変
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屋外にあるため、ホコリや砂、落ち葉がたまりやすく、こまめな掃除が必要です。
特に戸建ての場合は、風の影響を受けやすく、周囲の環境によっては土埃や花粉、虫の死骸が溜まりやすいことも。
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また、マンションと違って管理会社の定期清掃がないため、自分で掃除をしなければどんどん汚れがたまってしまうのも負担になりやすいポイント。
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そのため、掃除の負担を軽減する目的で、ベランダには水栓の設置をオススメしています。
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ベランダの種類
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1. 躯体の上に乗っているベランダ
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人気が高まっているインナーバルコニーは、住宅の構造(躯体)の一部として作られるベランダで、家の耐久性や安定性に優れています。
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建物の延長として設計されるため、柱や壁にしっかりと支えられた安心感のあるタイプです。
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また、屋根があることが多く、雨風を防ぎやすいのも特徴。室内空間の一部を削ってインナーバルコニーを設けるため、その分他の部屋が狭くなることがあります。
2.はね出しベランダ(片持ちベランダ)
建物の外壁から突き出す形で設置されるベランダで、柱や支えが少ないシンプルな構造。
見た目がスッキリするため、デザイン重視の住宅に採用されることが多いです。
ただし、建物本体から突き出しているので、耐久性や荷重に制限がある点には注意が必要です。
②メンテナンスが必要
ベランダは雨風や紫外線にさらされる場所なので、時間が経つとどうしても劣化してしまいます。
特に、防水加工が弱ってくるとひび割れができたり、雨漏りの原因になったりすることも。
戸建ての場合、日が直接当たるバルコニーだと紫外線の影響を受けやすく、雨が降るたびに水たまりができて、だんだんと傷んでしまうことがあります。
一般的にはFRP防水(繊維強化プラスチック)や金属屋根防水が使われることが多いですが、どちらも5~10年ごとに点検をしておくと安心。
実際にひび割れや剥がれが見つかることもあるので、定期的にチェックしておくと大きな修理を防げます。
③ベランダの劣化を防ぐには?
ベランダの傷みを少しでも抑えるために、デッキパネルや人工芝を敷くのもひとつの方法です。
ホームセンターなどで手に入るこれらのアイテムは、紫外線や雨が直接床面に当たるのを防いでくれるので、劣化を遅らせる効果が期待できます。
見た目もおしゃれになり、足元が柔らかくなるので、くつろぎのスペースとしても活用しやすくなります。
ちょっとした工夫でベランダの寿命を延ばせるので、ぜひ取り入れてみてください。

南大阪で注文住宅をご検討中の方は、地域に根ざした工務店・エナホームへ。
暮らしに合わせた間取り提案で、不安や疑問にも丁寧にお応えします。

④「バーベキューしたい!」でも、本当に使う?
家を建てる際、「ベランダで遊びたい!」と考える方も多いです。お子さまと遊んだり、リラックスしたり、憧れますよね。
ただ、よくご相談いただく「ベランダでバーベキューをしたい」という希望に関しては、実際に取り入れる方は少なめ。理由としては、思っているよりも広いスペースが必要になるからです。
例えば、バーベキューを楽しむには、最低でも6~8帖ほどの広さが必要。
また、ただの室外機置場にならないようにするためには、給水設備や外部電源の設置も必要になり、理想の実現にはコストがかかりがちになってくるため、限られたスペースの中で本当に必要かどうかをじっくり検討することが大切です。
バルコニーが約20帖あるモデルハウス
羽曳野市にあるモデルハウス「Sunny Track House」は、エナ・ホームが取り扱う住宅ブランド「LIFE LABEL」と、BEAMSの外遊びカルチャーを発信する「HAPPY OUTSIDE BEAMS」がプロデュースした、外遊びを楽しむための家です。
広々とした2階リビングには、約20帖のベランダがあり、開放感たっぷり。
キッチンがすぐそばにあるので、料理を運ぶ手間もなくスムーズに食事を楽しめます。
また、Sunny Track Houseのバルコニーの手すりは高めに設定されているため、プライバシー性があり目線も気にならない所も、このモデルハウスの魅力です。
⑤建築基準法ではOKでも、暮らしやすさは別問題?
建築基準法では、ベランダの手すりは1m10cm〜1m20cm以上と定められており、多くの住宅でこの基準が採用されています。
ただ、この高さだと視界に入りやすく、プライバシーの確保が難しい場合も。
オプションになる可能性はありますが、1m50cm以上の手すりの高さにすることで視線を遮り、よりプライバシーを守れる設計になります。
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- まとめ
ベランダには掃除の手間や洗濯物の管理、花粉の影響など、意外と気になるポイントがたくさんあります。しかし、ベランダがなくても快適に暮らせる間取りは十分に実現可能です!どんな暮らし方が自分たちに合っているか、コスト面も含めてじっくり検討してみてください。
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こちらについての解説は、エナ・ホーム公式YouTube 【エナの家チャンネル】の中でも解説していますので、よかったらチェックしてみてください。
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